続きの続き。
バスは一ノ関駅を出発すると
山間を縫うように続く国道を
海を目指す方向に走り続ける。
この国道は
ぼくも何度も何度も走った道。
一関から大船渡までは
100キロ弱だと思うけど
車でもバイクでも自転車でも
数え切れないぐらい走った
思い出の道。
そして山をいくつか越えると
いきなり海に出る。
そこは宮城県気仙沼市。
(気仙沼駅前)

Photo by ham (iPod touch)
写真で見る限り
この辺りは
津波の被害からは
逃れたのだと思う。
木造の建築物も
以前と同じように残っている。
だけど
バスが進んでいくにつれ
標高の低い道に入っていく。
すると
街並みが存在していた場所が
更地になっており
ありえない場所で
いきなり船が現れたりする。
(ここは決して造船所ではない)

Photo by ham (iPod touch)
震災から1年以上経過しても
このように街中に船があったり
被害に遭ったままの建築物が
まだまだ残されている。
写真の中の船が、
今、どうなっているのか
わからないけれど。
津波の被害というのは
ある意味、すごくわかりやすくて
波が来たところは
酷い被害になるけれど
波が来ないところは
全く被害が出ない。
これは当然のことなんだけど
とても狭い範囲で
被害の有無が分かれるので
よくよく見ないと
何も起こらなかったような
気がしてくる。
ほら
ちょっと坂を登ると
普通の風景に戻っちゃうでしょ。
(被害のない国道沿いの風景)

Photo by ham (iPod touch)
極端な話
右を向けば、普通の風景だけど
左を向けば、酷い有り様だったりする。
そして気仙沼を過ぎて
またひとつふたつ山を越え
陸前高田の街に入ろうとしたとき
有名な風景を目にすることになる。
(陸前高田 奇跡の一本松1)

Photo by ham (iPod touch)
ゴミの山のようなものは瓦礫だ。
そして右手の奥の方に
ぽつんと立っている木。
これは一躍有名になった
奇跡の一本松である。
次の写真は
帰り(翌日)のバスの中から
撮影したものだから
ちょっと感じが違うけど
沢山の瓦礫の奥に
ぽつんと立っているのが
わかると思う。
(陸前高田 奇跡の一本松2)

Photo by ham (iPod touch)
次の写真も翌日のバスで
気仙川の橋の上から。
ちなみに震災当日
津波は、この気仙川を上って
山間部とも言えるような
奥地まで被害を与えることになった。
(陸前高田 奇跡の一本松3)

Photo by ham (iPod touch)
ほんとに
ぽつんと立っているから
一本松と言われても
仕方がないのだけれど
(陸前高田 奇跡の一本松4)

Photo by ham (iPod touch)
でも
ここには
311の大震災の津波が来る前には
数万本の松があったのだ。
決して一本松ではなかった。
彼だけが
残ってしまったのだ。
ここでちょっと説明のため
外からの情報を引用すると
まずは
wikipediaの高田松原より
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高田松原の防潮林は
たびたび津波に見舞われ、
同時に津波被害を防いできた。
近代以降で代表的なものとしては、
1896年(明治29年)6月15日の
明治三陸津波、
1933年(昭和8年)3月3日の
昭和三陸津波、
1960年(昭和35年)5月24日の
チリ地震津波がある。
しかし、2011年(平成23年)3月11日の
東日本大震災(東北地方太平洋沖地震)で、
高田松原は10メートルを超える大津波に
呑み込まれ、ほぼ全ての松が
なぎ倒され壊滅した。
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このように
以前の大津波の際でも
高田松原の松は
高田の町並みを
守ってくれていたのだが
今回の津波は
スケールが違い過ぎたらしい。
1本しか残らなかったのである。
そして、こちらは、
先程、見つけたブログ。
そこにあった一本松は
ぼくも初めてみた写真。
#リンク先では
#いきなり、ねこが
#出てくるかもしれないけど
#見せたいのは、震災前の一本松。
陸前高田創生ふるさと会議*ふらっと
http://flattakata.blog.fc2.com/blog-entry-11.html
ここに
「高田松原の一本松」
と題して、この松の
震災前に撮影された写真が
掲載されている。
松の群生から
少し離れたところで
立っていたのがわかる。
まあ、こうしてみると
この時から、一本松だったな
って気もするけれど。
この道は
ぼくも何度も通ったことがある。
ぼくの中に
確かな記憶はないけれど
ここの景色を観た人なら
目立つ松の木が
一本あるなあと
思うような佇まいである。
(続く)
2011/11/11 新規作成
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夏の想い出(バス~高田松原 奇跡の一本松)(3)
