カメラを買った日に
買った足のまま
散歩しながら入った書店で
写真関連の本を2冊買った
1冊は
買ったカメラに
特化したムック本
そして
もう1冊は
銀塩、デジタル関係なく
写真の撮り方を
丁寧にまとめたような本
入門書的な内容で
書いてあることの
半分以上は
既知のことではあると
思ったけれど
ぼくは、その本を
購入した
女性の
著者の本である。
細やかな優しさが
本全体に溢れていて
読み手のキモチや立場を
大切に大切にしながら
それでいて
凛としたような解説が
とても、心地好い。
温かいものに
包まれる感じである。
その本の中で
あなたが初めて
シャッターを切ったのは
いつですか?
どんな気持ちでしたか?
のようなことが
書いてある部分があり
さてさて
いつだったかなと
タイムスリップさせたら
すぐに思い出した
小学1年ぐらいの頃
自宅で
1人で
留守番していたとき
こっそり
父親のカメラを
使ってみたのである
確か、被写体は
カメだった
使い方もわからずに
カメラの小窓から
カメを捉えて
とにかく、
シャッターを切ったのである
記憶では、
撮影したのは、1枚ではない
確か、2、3枚は撮った
こっそり撮ったとは言え
撮影したわけだから
現像すれば
そこには
カメが写ってるわけで
誰も
カメなんか
写してないのだから
その時点で
ぼくのしわざと
バレてしまうわけだけど
結果的に
その後何もなかった
写っていなかったか
フィルムが
入っていなかったか
オートフォーカスも
自動露出もない時代である
だから
写らなかった可能性が
高いかな
あのとき
幼い子供の頃とは言え
これをしたら
バレるということは
ぼくだって
わかっていた
と思う
いつバレるかなと
ドキドキしてたことを
あの覚えているから
それでも
我慢出来ずに
シャッターを
切ったのだから
しかも
何回も
よっぽど
興味があったのだろうな
シャッターを切るたびに
何かが満たされるような
不思議な気分になったこと
今でも
そのときの
時空の質感とともに
鮮明に思い出せる
はじめてのシャッター
