その女性が隠しながら読む書類の中身は

旅行の後、自宅に帰るまでの電車の中の話。
確か、池袋で東武線に乗ったときのことだ。
昼下がりで乗客が少なく、ぼくも座ったのである。
ノートPCやら一眼レフやらで荷物も重かったので、
やれやれ助かった、と思っていると、
隣に、多分、ぼくと同じぐらいの女性が座った。
そして、バッグの中からA4サイズの印刷物を取り出すと、
それを不自然に丸めた形で読み始めた。
隣から、出来るだけ見えないように、
A4縦の両端を丸めて防御しているのだ。
普通に読むだけなら、興味もそそられなかったのだが、
その様子が、実はかなりアヤしい(笑)
そんなわけで、好奇心旺盛なぼくは、
一体、何を読んでいるのだろうと気になってしまい、
ちらっと、その用紙に書かれている文字を盗み見た。
横目で盗み見る様子は、かっこいいものではないし、
人相も悪くなるので、本当に一瞬、ちらっとね。
そして、その一瞬で見えたもの、それは「六波羅蜜」。
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六波羅蜜(ろくはらみつ)とは、大乗仏教以前からある、
菩薩が修めなくてはならない、布施・持戒・忍辱・精進・
禅定・智慧の6つの実践徳目のこと。「六度(ろくど)」
とも呼ばれる。菩薩は、この六徳目を得て自利利他の大行
を究竟し、涅槃の彼岸に到る。
【波羅蜜】より引用
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
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何かセミナーの帰りなのであろうか?
おかしな宗教団体の罠にハメられるのでなければいいのだが。
・・・等と考えてしまうのは、
そのA4用紙から漂う活字の怪しさからかもしれないし、
女性が発する排他的で依存性の高い気の様子からかもしれない。
でも、実は、そういうぼくの感覚は完璧に外れていて、
この女性は、般若心経か何か、もっとまともな会合に出て、
ほっと一息ついたところかもしれない。
このように、人は勝手なことを考えるものである(笑)
本当は、こんなときは、気軽に声をかけるのがいい。
それだけで、世界は平和になれるんだけどね!!
それをしないぼくも、まだまだだ。