夏の暑さの中で、
高校野球の話を聞いていたら、
高3のときのぼくを思い出した。
東北の梅雨が、
終わるか終わらないかぐらいの
初夏の頃だった。
ぼくは、同じクラスの女の子と
付き合い始めたのである。
名前は、ふうちゃん。
彼女は、一浪して入学したから、
ぼくより、年齢はひとつ上。
髪が長く、和風な感じ。
しっとり+おっとり系。
あ、しかも、今思えば、ツンデレ(笑)
ちょっと天然だったけど、
ぼくより、全然成績は良かった。
で、ひょんなことから、
彼女と付き合いだしたのである。
(ひょんってなんだよ?)
同級生たちが、そろそろ、
大学受験の追い込みを開始するってときに、
ぼくは、恋愛モードに入ったのであった(笑)
ふうちゃんのことを好きになった
時期や理由は、
なぜか、全然、思い出せないのだけれど、
ぼくとふうちゃんは、実家が近かった。
お互い、三陸沿岸の出身だった。
2人とも自宅から一関の高校へは
距離的に通学が無理なので
下宿していたのである。
で、お互い、実家から下宿に戻るとき、
駅で待ち合わせをして、
今は津波で流されてしまった
大船渡線に乗ったその日が、
決定的な日になった記憶がある。
あの日は、一関に着いても、
お互い、下宿に戻ろうとせず、
あの有名な磐井川の堤防に座り、
(いや知る人ぞ知るかな)
夜中になるまで、お喋りしていたのだった。
ふうちゃんは、
いろんな話をしてくれた。
主に、幼い頃から今に至るまでの
自分の経験した出来事を、
まるで告白するかのように、
話してくれた。
ぼくは、それを飽きもせず、
とても嬉しい気持ちで、
聴いていたことを覚えている。
こういうときの
時間の経過は、あっと言う間だ。
で、さすがに、午前0時に差し掛かり、
もう遅いねってことになり、
ふうちゃんの下宿まで送って行って、
向かい合って、
「じゃあね、、」
と言った瞬間
ふうちゃんは、持っていたカバンを
「どさっ」と落として、
ぼくに抱きついてきたのであった。
#着替えとか入ってると思われる
#大きめのカバンだから、
#本当にどさっと音がした。
#今でも、覚えている。
どう?
映画のようなシーンでしょ?
ふうちゃんのシャンプーの甘い匂いが
ぼくの中に入って来た、と思った。
柔らかい女の子の感触や重みを、
身体全体で感じながら、
頭の中の半分では、無我夢中であり、
もう半分は、かなり冷静に、
キスしなくては、とか考えていた。
思えば、あのときのぼくは、
キスしたい気分ではなかった。
というか
彼女のことが好きだったし、
本能ではキスしたかったと思うのだけど、
キスが怖かったのかもね。
正しいキスの仕方もわからなかったし。
でも、キスをした。
長いキスを繰り返した。
そして、その瞬間から、
彼女との交際が始まったのであった。
あれ、ここまで書いて、
このネタは(ネタじゃない、実話だけど)
過去にどこかで、書いたような気がしてきた。
まあいっか(笑)
こんな感じで、
ぼくの歴史上では、
熱い始まりをした恋ベスト3に入るような
ふうちゃんとの恋だったけど、
まるで、線香花火のように、
ぱっと輝いたと思ったら、すぐに消える
ほんとに夏の間だけの
短い短い恋で終わってしまった。
例によって、ぼくがフラれるのである。
(フラれてばっかりだ (>_<))
次回は、その失恋部分を書く事にする。
キーワードは高校野球(笑)
#笑うとこでもないか。
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